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ヘルパーさんって本当に低所得なの?

2016.09.07
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他業種と比較して介護スタッフの賃金は本当に低いと言えるか

介護職はいわゆる3Kと呼ばれ、重労働であるにもかかわらずなぜ低賃金なのでしょうか。

そもそも本当に低賃金なのでしょうか?

 

介護現場はクサイ・キタナイ・キツイ??

介護職の業務は、在宅でのケアか施設内でのケアかで異なりますが、本質となる部分は同じです。特に施設での業務で見てみると、主に入浴介助や排せつの介助、頻繁に車イスやベットへの移乗を行うことからの慢性的な腰痛、また月4~5回の夜勤なども義務付けられているケースも多く、こういったことから仕事のわりに給料が少なすぎ、介護職は3Kだ、等と言われるようになったのでしょう。

その反面、利用者や家族から感謝の言葉をもらったり、入居前はブスっとしていた方が段々楽しそうな表情になってきた、適切なケアによって認知症の症状がやわらいできた等、そういったプラス面もあることを忘れてはいけません。

 

介護職の専門性とは

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介護現場で働いている人たちの中には一体どんな資格を持ったスタッフが働いているのでしょうか?有名なところだと、介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)、介護福祉士、介護支援専門員などがあります。

例えば国家資格である介護福祉士は、医療行為であり、医師や看護師しか許されてなかった喀痰吸引(痰の吸引)を彼らは法的にも行うことができるのです。(条件あり)

日本介護福祉士会ではこのように謳っています。

 

 

「介護福祉士の専門性とは

利用者の生活をより良い方向へ変化させるために、根拠に基づいた介護の実践とともに環境を整備することができること」

 

ここで注意すべきは介護の実践のみが専門分野ではないということです。他職種との円滑な連携力、人材の教育により正しい方向へ現場を導いていく指導力なども求められるのです。

 

しかしながら無資格でも働く場が与えられるのが介護職です。必ずしもこういった資格を持った方々だけではありません。中にはもちろん何の専門性も資格もなく業務についている方も少なからずいます。

しっかりと勉強をして、資格も取得し、やりがいをもって介護をしている人、その反面働き口ならどこでもいい、他の仕事だと採用してもらえないけど介護なら簡単に始められる、等の動機で介護をの業務についている人等が混合で働いているのが介護の現場です。

 

 

 

他の職種との比較(賃金)

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2015年4月の介護報酬改定により1人頭月約1万2千円の「処遇改善加算」が介護スタッフの給与アップのために始まりました。加算を受領した事業所は概ね所得のアップが実現できていることから、厚生労働省は「処遇改善は着実に進んでいる」との見方を示しています。ただ、必ずしもベースアップに繋がっているかというと、定期昇給や一時金のようなものが中心となり、賃金の水準アップには至っていません。

 

公益財団法人介護労働安定センターによると、介護労働者の賃金は、介護業界全体で約23万3666円と記載があります。内訳として、介護職員に限定すると、21万~22万円と、さらに低い水準となっています。

それでは同じ所得水準の職種はどんなものがあるでしょうか。平成27年賃金構造基本統計調査によりますと、幼稚園教諭や保育士、販売店員、理容師・美容師あたりが同水準の職種となります。また、警備員やパン・洋生菓子製造工、ビル清掃員等は介護職よりもさらに下の水準ということです。これらの仕事を見ていかがでしょうか?理容師や保母・幼稚園教諭などは非常に専門性も高く、資格がないと業務に就くこともできません。確実に介護より楽だと思えるような仕事は1つもないのではないでしょうか?

 

 

 

他の職種との比較(労働量)

先に述べたように、介護の仕事は決して楽なものではなく、体を酷使するのはもちろん精神のすり減らす、いわゆる「重労働」であるという事実に関しては異論はないかと思います。しかし、介護職が重労働だということが間違いないとしても、それは他の仕事にも言えることではないでしょうか?改めて、上記の同水準の賃金の他職種と比較してみましょう。保育士さんも休み返上で、残業当たり前の中、やりがいをもってがんばっているでしょう。他の業務も同じです。介護は大変な仕事であるからといって、”特別に介護は重労働”ということは言えません。


 

 

これらのことから、確かに介護のお仕事はとても大変で、十分な賃金ももらえていないというのが正直なところだと思います。ただ、それらは特別なことではなく、進みゆく高齢化社会の中、このお仕事だけがクローズアップされる形となっていますが、結局どの仕事も同じだということです。資格や知識がないと業務につけなくても、同じように低水準と言える職種もあります。従いまして、世間で言うほどの、”割に合わない”お仕事であるとは一概には言えないのです。

今後は、介護福祉士の専門性をより上げていき、それによって資格取得者には適切な手当てがつくようになれば、現場スタッフの知識と技術、モチベーションの底上げとなり、より介護業界が魅力的な職種となっていくでしょう。

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